CASE-STUDY(活用事例)

以下に、弊社が実際に相談を受けたことをもとに、譲渡希望(売り手)側がM&Aを検討・利用するCASEをご紹介したいと思います。
その前に、全てのケースに該当することですが、よくある質問として、M&Aは、赤字や負債(リース含む)があったら成功するのは難しいのでしょうか?という質問にお答えしたいと思います。
企業・事業価値評価算定のコーナーでも書きましたが、M&Aは最終的には、譲渡希望側と買収希望側との相対の取引であり、売買価額の算出方法も公知の統一されたものはありません。つまり、譲渡希望(売り手)側と買収希望(買い手)側とのM&Aを取り巻く様々な要因や状況が合致すれば、赤字企業や負債(リース含む)があっても成立する可能性は十分にあります。殊に負債に関しては、中小零細企業様で借入のない企業様は殆どないといっても過言ではありません。
黒字であり、借入のない会社の方が相対的に有利であることはその通りですが、赤字、借入があっても、それだけで、検討をしない、相談をしないということは、まったくナンセンスなことなのです。
さて、それでは、譲渡希望(売り手)側がM&Aを検討・利用するCASEをご紹介したいと思います。
そのCASEを以下に挙げると、

  • ハッピー・リタイヤ
  • 新規事業への投資資金獲得
  • 後継者不在
  • 不採算事業の譲渡(選択と集中)
  • 先行きの不安
  • 経営環境の変化、社会状況の変化等による業績の悪化・産業の構造的変化

などです。
上記の全てに共通することですが、M&Aを行うということは、今まで育ててきたご自身の事業が生き続ける、従業員の雇用が確保される、会社を清算する手間とコストが要らない、お客様・取引先に迷惑をかけないなどのメリットがあります。