ファンドアレンジ(紹介・交渉)

御社の問題解決、成長戦略、事業承継にとってベストなファンドをアレンジいたします。

多様化するファンド

早速ですが、ファンドと聞いてどのようか印象をお持ちでしょうか?
ファンドに売却すると、従業員は解雇され、会社の良いところだけ売却されるという印象をお持ちの方も少なくないと思います。

確かにファンドの活動がクローズアップされはじめた時期においては、外資系のファンドを中心にそのようなことがなかった訳ではありません。
しかし、ここ数年、ファンドは大きく変わりました。
正確には様々なポリシー、スタンス、投資スキームを持つファンド多様化時代が 来たと言ったほうが正しいと思います。

これはつまり、ファンドが多様化したことで、中小企業の皆様にとって、適正資本構成化・より有利な廃業などの問題解決、成長戦略、事業承継に適正解を提供できるファンドが見つかる可能性が高まったと言えます。
それでは次に、多様化が進むファンドにどのような系統があるか、主だったものをご紹介したいと思います。

系統 ファンドの内容
(1)事業承継系 親族内承継(オーナー兼社長の親族に会社を譲る)される会社は、20年前に比べて、半数以下になっていると言われております。このような親族内に後継者がいない会社を取得するのが 事業承継系のファンドになります。
そして、所得後、企業価値を高め、数年後に当該事業をよく理解している事業会社や別のファンドに売却したり、場合によっては、上場をさせたり、対象会社の 役員や従業員に売却したりする(MBO)などで一連の投資活動を終了させます。勿論中には、再売却せず、中長期に渡り保有し続ける場合もあります。
(2)事業再生系 このファンドは、足元の業績が不振である会社に対して、債権者との様々な調整を行いながら、そして、時には、法的な手続きも交えながら、債務負担を軽減させた後に法人・事業を取得し、事業の再生を支援するファンドになります。
あくまで事業に再生のチャンスがある場合に支援するので、原則取引先との関係、従業員の雇用を維持しながら再生を果たすべく活動していきます。
再生後に、再売却することで投資活動を終了させます。
(3)廃業支援系 このファンドは、短中期的な廃業を支援するファンドになります。
ちょっと分かりづらいかもしれませんね。 廃業をソフトランディングさせる支援をするファンドといえば、少し分かりやすいでしょうか。
廃業までに、売却できる事業を売却したり、売却できる資産を売却したり、従業員の再雇用の支援をするなど、廃業というゴールの中でも、様々な方面でノウハウ、ネットワークを活かしソフトな廃業を果たすべく活動します。
(4)親会社・親族会社からの独立支援系(適正資本構成化支援) こちらのファンドは、文字通り、親会社からの独立や、複雑に入り組み、時には争いのある親族系企業からの独立、創業家と現経営陣との資本構成適正化を支援するファンドになります。
(5)MBO支援系 こちらのファンドは、上記のものと似ていますが、取締役或は従業員がオーナーから会社を買い取ることを 支援するファンドになります。
(6)販路支援ファンド 既に世界各拠点にオフィスを構えるファンド、大手商社系のファンドが得意とする販路拡大支援ファンドです。出資後、ファンドの持つビジネスリソース、ネットワークを駆使して、投資対象会社の販路拡大の支援を積極的に行います。

また最近では、大手のファンド会社から独立し、小規模な投資を個人のリスクマネーで行うファンドを増えています。
或いは、必ずしも マジョリティ(株式の50%超の取得)にこだわらないファンド、メザニンファイナンス(簡単にいうと、議決権のある普通株式の取得以外の手法)を積極的に活用するファンドも増えてきています。

ファンドアレンジ

上記では、様々なレイヤーで多様化するファンドをご紹介させていただきました。
ただ、ファンドのHPを見ただけでは、どのファンドがどの系統なのか、どのようか取得ポリシーを持つのか、どの程度の規模の出資をするのか、投資スキームを行うのかなどを、一般の方(中小企業のオーナー様)が判断するのは少し難しいかもしれません。
ましてや、どのファンドが、中小企業のオーナー様のペインを解決することができるのかを判断するのは尚更難しいと思います。

そこで、様々なファンド様とのネットワークを持つ、弊社では、中小企業のオーナー様のペインを解決するのにベストなファンド様のアレンジ(中小企業のオーナー様の側からのアドバイス、紹介、交渉)を行います。

是非、上記のようなファンドニーズがある場合、お気軽にお問い合わせ・ご相談くださいませ。